

チャンターリードの調整
チャンターにリードを付け、直接吹いた際、動画の1:40から始まる吹き込み
テストのように音が出せない場合、バグパイプ本体にチャンターをつなげて
吹いてもきついと思われますので、調整が必要とされます。
【吹き心地(リードの強さ)の調整】
新しいリードが硬すぎて吹くのが大変な場合、以下の方法で扱いやすくできます。
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指でつまむ: リードのサウンドボックス(ステイプル直上の膨らんだ部分)やブレードの上部を指で軽く数秒間押しつぶします。
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これにより一時的にリードが楽になり、ピッチがわずかに上がります。
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リードバンドの使用: リードバンドをリードのサウンドボックス付近に巻くと、リードが閉じやすくなり、吹き心地が格段に軽くなります。
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バンドを先端側に動かすとピッチが上がり、根元側に動かすと下がります。
【削る(シェービング、サンディング)】
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最終手段として、非常に鋭利な刃物や目の細かいサンドペーパーでケーン(葦)の表面を削ります。
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全体を軽くする: ステイプルに近い「ショルダー」部分を削ります。
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反応を良くする: ブレードの上部(先端から1/4程度を除いた部分)を左右均等に薄く削ります。
【一般的なトラブルの解決】
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Fの音が不安定(ダブルトーン):
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リードが深すぎるか、乾燥しすぎている可能性があります。
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サウンドボックスを指で軽くつまむか、リード先端をコンマ数ミリだけ非常に鋭利な刃で切り落とすことで安定させることができます。
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High Aに「ガラガラ音」のような雑音が入る:
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リードの先端(リップ)をごくわずかにサンディングするか、少し強く吹いて慣らします。
【注意点】
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ケーンを削ったり切ったりする作業は不可逆です。
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「少し削っては試奏する」を繰り返し、一度に完璧を求めず数日かけて馴染ませるのがコツです。
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ケーン(葦)製のリードは、届いてから1週間ほど毎日少しずつ吹いて、湿り気と振動に慣らすことで本来の音色が出てきます。

