この調整はチューニングではなく、硬いリードを吹きやすくすることです。

チャンターにリードを付け、直接吹いた際、下のブローイング・テストのように音が

が出せるかどうかです。できない場合、パイプ本体で吹いてもきついと思われます。

1.下図の丸印の場所を約30秒間つまんでください。

これで吹きやすくなれば、それで終わりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2.それでも硬く、音が出にくい場合、音が出やすくなる(吹き込みに対し

音の反応が良くなる)まで、下図の赤の部分をカッターやヤスリで少し

ずつ削ります。削りすぎると、EやFの音がフラットになりますので、注意

必要です。リードの先端部分は削らないよう、注意ください。

make-chanter-reed-easier.jpg
shave-a-chanter-reed.jpg

3. 2の工程で音が出やすくなった後、まだリードが硬い場合(反応は良い

ものの吹きこみに高い圧が必要できつい場合)、吹きこみが快適になる

まで、下図の赤の部分をカッターやヤスリで削ります。両サイドをリードの

表裏で、各部同量となるよう削ります。これにより、CとDの音が高くなる

ことがありますので、テープを貼って音を低くくする処置が必要になるかも

しれません。

 

 

4.前述の1~3で「音が出やすくなる一歩手前」まで調整した後、リードを

毎日3~5分間吹きこむと、1週間から10日ほどで、ちょうど吹きやすくなる

状態にリードが育つ(仕上がる)と思います。

5.リードに樹脂製リングを2、3重に巻くことで、音が出やすくなります。

これによりチャンター音のピッチが上がる可能性があります。

​Fがフラットな時も、この方法は効果があります。

chanter-reed-manipulation.jpg
 

◆HiA、HiG、F、Cがフラット:

  • リードの長さが長すぎる場合に起きる。

  • リードの先端をナイフで0.5mmカットする。

◆Cのみがフラット:

  • 新しいリードやリードの開口部の開きが大きい場合に起きる。

  • 開口部の開きを小さくする。

◆Fのみがフラット:

  • ステープルのすぐ上の箇所(写真の緑色の部分)を指でつまむ。

  • リードの中央部に3,4重にヘンプを巻く。

  • リードではなく、チャンターに問題がある可能性がある。

  • チャンターもしくはリードを相性が良いものに変更する。

 

 

 

 

 

 

◆HiA、HiG、Fがシャープ:

  • リード表面の上部(リードの先端から1mmは除く)を削る。

aaa.jpg

◆リードが甲高い音がする、HiA、HiGがガラガラ音がする:

  • リードが強い場合に起きる。

  • リードの両面(特に先端部)を薄く削る。

◆リードが薄い、HiA、HiGが裏返る:

  • 水に浸す。

  • リードの開きを大きくする。

  • ​新しいリードと交換する。

◆リードの先端の端に小さな切り込み(欠け目)がある:

  • 吹いて音色に問題がなければ、欠け目は気にしない。

◆リードの表面全体に割れがある:

  • 新しいリードに交換する。

◆リードが黒ずんでいる、カビっぽい:

  • リードの寿命が来るまで、そのまま使う。

  • 時々、リードの表面をアルコールで拭く。

◆LowA, LowGが裏返る:

  • 吹き込む力(圧力)を抑える。

  • 水に浸す。

  • リードの開きを大きくする。

  • ヘンプを巻いて、リードの差し込みを浅くする。

  • 新しいリードと交換する。