

楽器のお手入れ・演奏後の扱い

✔木製部
ワックスで磨くことで、木製部に光沢と輝きを取り戻します。
定期的にバグパイプの内側と外側にオイルを塗布することで
楽器を良好な状態にし音色を安定させ、ひび割れを防止します。
✔金属部
メタルポリッシュで磨くことで、金属部に光沢と輝きを取り戻します。
✔ヘンプ
ヘンプを巻いている箇所は、ヘンプのゆるみが無いようエアタイト
(気密)にしてください。チューニングを行う箇所のヘンプは、
片手でドロン管を上げ下げできる程度に巻きます。
✔マウスピース
マウスピースプロテクターを定期的に取り換えることで、マウス
ピースの防菌・劣化防止となります。吹き込む呼気も衛生的になり、
バッグ内がきれいに保たれます(バッグの劣化防止)。
✔ブローパイプ
ブローパイプは長さと内径が重要です。内径が大きいほど、同じ力で吹き込める空気量が多くなります。体格に合った長さで姿勢よく吹き込むことで、音質と音の安定性が向上します。
✔ドロン管
ドロン管内をクリーニングブラシで定期的に清掃することで、バグパイプの性能と寿命が向上します。
✔逆流防止弁
空気漏れやバルブの固着の原因となるゴミや湿気を取り除くため、定期的に清掃する必要があります。3~6ヶ月ごとに清掃することをお勧めしますが、頻度は演奏習慣や気候によって異なります。バルブを取り外し、バルブとブローパイプに入る差し込み部分を拭き、しっかりと密閉するようにバルブを装着します。逆流防止弁が劣化し、密閉機能が低下している場合、交換となります。
✔パイプバッグ
バッグは、エアタイト(気密)になっているか確認ください。
ストックにゴム栓をし、バッグを膨らませることでエアタイトに
なっているか確認できます。ジッパー付きのバッグはジッパーに
3か月毎にジッパーグリスを塗ることでTIZIP本来の性能と気密
が保たれます。皮製バッグは、定期的にエアタイトなどで
シーズニングを行うと気密度が向上し、空気漏れを防げます。
皮製バッグの劣化防止につながります。
✔演奏後
一日程度、楽器をケースから出したままにし、除湿してください。
バッグのジッパーを開け、チャンターをストックから外すことで
湿気が逃げやすくなります。チャンターは、通常リードを付けたまま
プロテクターを付けて保管します。調律を保ちながら、リードを
乾かすことができ、リードが長持ちします。ドロン管の内側に
水滴がある場合、たわみや割れの原因となりますので、
スルースワブで拭き取ることをおすすめします。